先日、子供からかかってきた電話
月曜日にオレンジの物を身につけてきてねと連絡があり
オレンジの物がなかったので、ウォールマートでオレンジのパーカーを買ったと
なんのイベントなのかなと思って調べてみました。
カナダのオレンジシャツデーとは?
カナダでは、毎年9月30日を「オレンジシャツデー(Orange Shirt Day)」と呼んでいます。
2013年に始まった日で、先住民の子どもたちが受けた悲しい過去を思い出し、心を寄せるための日です。
昔のカナダでは、先住民の子どもたちを家族から離し、寄宿学校に通わせるという政策が行われていました。
そこで子どもたちは、自分たちの言葉を話すことを禁止され、文化や伝統を奪われてしまいました。
厳しい生活の中で、深く傷ついたり、命を落としてしまった子どもたちもいたそうです。
こうした出来事は「文化的ジェノサイド」と呼ばれています。
オレンジシャツデーは、そんな過去を忘れず、すべての子どもたちが大切にされる社会を願う日です。
オレンジ色のシャツには、「どの子どもも大切な存在である」という思いが込められています。
この日、カナダの人たちはオレンジ色の服を着て、過去を振り返りながら、これからの未来に希望をつなげています。
そういう思いをオレンジシャツデーにはあるそうです。
オレンジシャツデー当日
学校では「オレンジシャツデー」にちなんで、オレンジ色のものを身につけている子もいたそうです。
とはいえ、実際にはオレンジの服や小物を身につけている子はそれほど多くなかったみたい。
でも、こうして現地の文化や歴史に触れられる機会があるのは、本当に貴重だなと感じます。
留学を通して、言葉だけでなく、文化や価値観の違いを肌で感じることができる――
そんな体験が、きっとこれからの学びの幅をぐんと広げてくれると思います。